2022.12.12

松本市内の高校生×ポイ捨て図鑑プロジェクト「高校生の思いにより“投票型喫煙所”の実証実験を実施」

たばこのポイ捨てをなくす社会の実現を目指す「ポイ捨て図鑑プロジェクト」を運営する株式会社コソド(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山下悟郎)は、松本市の協力を得ながら市内高校生と協働して「投票型喫煙所」を活用した実証実験をおこないました。

投票型喫煙所とは?

「人生に大事なのは金か、愛か」など、誰しもが悩む究極の2択の「投票型灰皿」を設置した喫煙所です。楽しみながらたばこのポイ捨てを減らすことを目的とし、行動経済学(ナッジ)に基づいた喫煙者が能動的に吸い殻を捨てたくなる仕組みにしています。渋谷センター街や横浜駅西口五番街で投票型喫煙所を設置したところ、設置前後でポイ捨て数は約8割減少し街の美化に大きく貢献しました。

この度、松本市内の高校生による「投票型喫煙所を活用して松本市のたばこのポイ捨て問題を解決したい」という思いに、松本市及びポイ捨て図鑑プロジェクトが賛同したことから、投票型喫煙所を活用した実証実験を開始しました。

川口陽葵さんのコメント(長野県松本県ヶ丘高等学校2年)

私は松本市のたばこのポイ捨て問題に着目し、この街をより綺麗にし、住んでいる人にとっても観光客の方にとってもよりよい街にしたいという想いからこの活動をしています。現在、街にゴミを捨てないようにするという目的から灰皿の数自体は減少傾向にあり、喫煙者の方にとって肩身の狭い状況だと思います。喫煙者の方も住民、観光客の1人だと思うので、この投票型灰皿を設置し、ポイ捨てが減ることがその方たちにとっても、また非喫煙者の方にとっても良いものになればいいなと思っています。

松本市のコメント(松本市 住民自治局 地域づくり課 ユースサポート担当)

これからの地域社会を持続可能なものにしていくためには、次代を担う若い世代の活躍が不可欠です。若者自らが地域社会の中で自分なりの意見や考えを持ち、若者目線で松本の魅力・課題解決を発見することに期待し、若者の地域活動をサポートしています。今回、高校生の川口さんが取り組んだ投票式を用いたタバコのポイ捨て削減をテーマとした企画・調査についても、このことをきっかけに街の美化に対する意識変化につながればと願っています。松本市としても引き続き若者を松本市の財産と捉えて、若者を社会全体で育み、若者が活躍できるまちづくりを目指してまいります。

実証実験の風景

実証実験の結果

【実施概要】
・実験内容:投票型喫煙所を設置し、設置前後における周辺のポイ捨て本数を調査
・実験期間:11月21日~11月27日
・ 実験場所:長野県松本市深志2丁目3−25

【結果】
・設置前後でポイ捨て本数は平均で約4割減

「ポイ捨て図鑑プロジェクト」とは?

「ポイ捨て図鑑プロジェクト」は、ポイ捨てされた吸殻を“喫煙所に戻れず、迷子になった吸殻モンスター “ といった助けるべき存在として描き、誰もが簡単にゲーム感覚で参加できるポイ捨て問題の解決を目指すプロジェクトです。ポイ捨てされた吸殻を撮影し、位置情報と併せて投稿を行うことで、街のポイ捨て状況を可視化。2022年11月末時点で約6,500体の投稿*が集まっており、ポイ捨てが多いエリアには喫煙所設置等を検討していきます。東京都豊島区より後援を受けてのイベント開催や、大阪市後援によるポイ捨て図鑑の投稿エリア拡大など、多数の自治体よりコラボレーションのご提案をいただいています。

※2022年11月末時点の投稿可能エリアは以下となります。
【投稿可能エリア】
・東京都内12区(豊島区、新宿区、文京区、渋谷区、世田谷区、港区、中央区、千代田区、台東区、板橋区、墨田区、江東区)
・ 大阪市全域

株式会社コソド

会社名 :株式会社コソド
住所 :東京都渋谷区円山町5-5 Navi渋谷Ⅴ 3F
設立 :2017年9月29日
代表者 :山下 悟郎
事業内容 :喫煙所事業、喫煙所マーケティング事業、施設デザイン運用事業
事業URL(THE TOBACCO): https://the-tobacco.jp/